ウールの長所をより一層発揮させ、ふとん用素材としての”理想”に近づけるために”スティーム・ドライ加工”の工程があります。スティーム・ドライ加工は、ウールに高温の蒸気・スティームを与え、それを急速乾燥させることによって、ウール本来のちぢれ(クリンプ)を回復させます。
高温のスティームで、温度99.5℃、含水率3〜5%の状態を保ち、ウールをゆっくり通過させます。ウールは平均状態で60%にものぼる空気を含んでいます。この温かさの基になる空気をいったん吸出し、高温のスティームに入れ替え、ウールふとん綿全体をスティームに浸します。
この工程を通すことによって、ウールは寝具に必要なクリンプを回復し、保温性と嵩高性を飛躍的に高めます。
又、スティームは外気に触れると温度が下がり水滴を発生させ、スティーム・ドライ加工の効果を半減させる為、これを防ぎ効果を高める為には、高性能のスティーム設備と、高温の乾燥設備が必要になります。
ベストウールクラブメンバー各社は必ず高性能スティーム・ドライ設備を完備して優れた羊毛・ウールふとんをお届けしています。
※上のラベルはスチーム(スティーム)・ドライ加工済みの高級ウールふとんである事を示すラベルです。